2018年3月2日金曜日

門川町三ケ瀬ひな山まつり

 宮崎県北部 門川町国道388号線を西門川方面へ西進、小学校を過ぎ更生橋を渡り道なりに10分ほど行くと 三ケ瀬集落センター、ひな山祭り会場です。会場入口には サクラの花やウメの花が活けてあり 女の子の華やかな着物もかざってあります。

木や花、苔などを使って 舞台いっぱいがひな山(和風庭園の景色です。)水も流れています。




美しいお顔のひな人形にも見とれましたが こちらの二体の人形に心惹かれました。きれいなワンピースを着た黒い瞳の人形です。





そして さらに 感動したものがありました。終戦後の物質のない時代、小学校入学の子供に父親が作った 木製のランドセル、模様入りのかわいいランドセル、このお父さんは指物大工だったそうです。蓋には金具が付き 開け閉めスムーズです。

背の方には しっかりとしたベルト(戦時中の鉄砲の肩紐を使用)がついていました。(隣に少し見えているのは この地域の産婆さんが持っていた量りです。明治生まれの方の 尋常小学校の修了証なども展示されていて興味深く見ました。)

こちらは 昭和33年 小学2年生の社会の教科書の表紙、どのページもカラーの詳細な絵入りです。地方は藁葺き屋根、都会の母親は着物に白い割烹着で 登校する子供を玄関で送り出す、といったような絵です。A5くらいのかわいい教科書でした。ランドセルも小さかったわけです。

会場でおいしいぜんざいとお茶をいただき 椎茸や団子を買って帰りました。集落には梅の花が咲き 次々と人々が訪れ 賑やかなひな祭りとなっていました。

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