ここは べんがらの里 吹屋です。岡山県高梁市の山あい 標高550m 成羽町北部の小さな集落です。
まず 旧片山家住宅へ。宝暦9年(1759年)の創業以来、200年余りにわたって吹屋弁柄の製造・販売をてがけた老舗です。
住宅内部 格子が美しいガラス戸の向こうに 中庭が見えます。
二階へ
急な階段です。
値打ちがありそうな古い書籍がたくさん。
二階のこの部屋も一段高くなったいますが さらに上がったところが当主夫妻寝室、広いのですが天井は低い、手前のこの部屋は後継者居間とされています。
主屋から 弁柄製造にかかわる付属屋へ。建物、道すじまで、いたるところ優しい赤い色です。中で働く人もみな この赤い色に染まっていたようです。
1707年に始まったとされる吹屋の弁柄生産、早くから弁柄製造を手がけた片山家(胡屋「えびすや」)は 窯元として弁柄仲間の株を長く保ち 名字帯刀を許されるまでになったということです。
片山家は昭和46年(1971年)に弁柄屋を廃業、その3年後には残る田村家も工場閉鎖、260年あまりにわたり一世風靡した吹屋弁柄は 幕を閉じた、とあります。旧片山家住宅は平成14年 所有者から成羽町(現高梁市)へ寄贈されました。
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